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【4年】6月14日(日)第2ブロック大会予選 2日目 [News&Topics(活動報告)]

先日、松戸旭町小学校で行われた「第2ブロック大会予選 2日目」の
試合結果です。

1勝1敗で迎えた第2ブロックの2日目ですが、負けた相手は現在1位の三井東葛
さんですから、隼にも予選突破の可能性が大いにあります。
この日の対戦相手は「福田FC」「常盤平」さんです。
予選1日目の両チームの試合を見ていて、コーチたちは「福田FC」さんには何とか
勝ち切って、現在2位の「常盤平」さんに引き分けに持ち込めば予選突破が得失点で
可能だと思っていました。

しかし、
このコーチたちの予想は大きく外れて、「大変な1日」となりました。

1試合目
   福田FC 3-0 隼 キーパー セイ



このブロックでの実力的には隼の方が上回っていると確信していた試合で
なんと 3-0 の完敗。
試合の序盤から隼の選手は集中力がなく、ボールへのアプローチが遅く中盤で
福田さんにボールを支配される展開となりました。
アプローチが遅いためゴール前にロングボールを蹴られて、それがそのまま
ゴールインして早めに1点を失いました。
そこから、隼の選手は慌てはじめて、フォーワードの選手は前線でボールを持つと
ゴールを焦って、ひたすらドリブルで相手ディフェンスの突破を試みまずが
ゴールの手前でつぶされてボールを失います。
ボールを失うとアプローチが弱いのですぐにボールをゴール前に蹴られてカウンター
攻撃を受けます。
この悪循環で後半も2失点と・・・・惨敗でした。



これで、予選突破は可能性が無くなりました。
この敗戦にはコーチも選手も大いにがっかりして、チーム状態も悪くなりかけた
のですが、まだ予選が終わった訳ではありません。
次は1試合目よりさらに強いと思われる「常盤平」さんとの試合が待っています。

次の試合までは少し時間がありましたので、コーチ達は選手の気持ちを切り替えを
考えながら、常盤平さん対三井東葛さんの試合の審判をしていました。

(でも、この時選手たちはすでに前の試合の負けを忘れて、
                    お弁当に夢中でしたけどね・・・・)

ところがところが、この 常盤平対三井東葛の試合がすごかった。
個人技とパスワークの三井東葛に対して、守備力・スピード・キック力の優れた
常盤平の試合は緊張感のある戦いとなりました。
「さすが、1位通過を懸けたチームの試合はレベルが高いなぁ」と感じ、「隼が
勝てる相手ではないなぁ」と正直に思ってしまいました。


そして、むかえた2試合目




   常盤平 0-2 隼 キーパー ツバサ
            得点者  ユウタ カイ



なんと、1位対決で引き分けをした常盤平さんに勝ってしまいました。

なにが起こったのでしょうか?

コーチ達はこの試合は完全に負けると予想しました。
ただ、同じ負けるにしても内容的に満足してして「意味のある負け試合に
するにはどうしたらどうしたらよいだろう?」と考えてながら試合前の
ミーティングをしました。
選手に伝えたことは・・・・。

①次の試合は勝てない相手であること。
②1試合目のような内容では大量点を失う可能性があること。
③相手はキック力があり遠くからでも迷わずシュートを打ってくること。
④左サイドハーフの選手のスピードが速いこと。
⑤ポイントゲッターの キュウマ 前の試合でドリブルを相手のマークに
 つぶされていたので、前半はベンチで試合の様子を見てパスとドリブルの
 タイミングを小川コーチに教わること。

以上の5点から、
 「ボールへのアプローチを徹底して、相手にロングパス、ロングシュートを
  させないこと」
 「周りをよく見て視野を広くし、ドリブルとパスの判断を早くすること」
 「何点取られてもゲーム捨てずに1点を取る工夫を考えること」

を指示しました。


強い相手と戦うのに キュウちゃんを先発から外したことは、選手たちにとって
ショックのようでしたが、それと同時にこの「試合がどれだけ大切か」という
意味も理解してくれたようでした。

トップから外れたキュウマのポジションに カイ を起用。
スピードのある相手右サイドの対応には敢えて足の早くない タケヒロ を起用。
キーパーは速いシュートにも反応できる ツバサにお願いしました。

いよいよ、試合が始まりました。
すると、「勝ち負けを忘れた選手」それぞれが自分の役目にしっかりと集中を
してくれました。
特にトップのカイと中盤のユウタのアプローチが抜群に良く、ボールは自陣の
ディフェンスライン手前で奪うことが出来、相手の攻撃の芽を摘んでカウンター
をすることが出来ていました。
前の試合の課題であったアプローチがしっかりできると試合の展開はガラリと
変わりますね。

選手全員が一生懸命に守備に攻撃に走っていました。
一生懸命に走るとサッカーの神様はこちらを向いてくれます。
相手ディフェンスがクリアーしようとした時に隼の選手が必死にボールに
アプローチ。
クリアボールがアプローチした選手の足に当たり、中盤を走り回っていた
ユウタの前でバウンド。
ユウタはバウンドに合わせてペナルティーエリアの外からボレーシュート。
これが、見事に決まり、なんと隼の先制点となりました。
守備でもスピードがのある相手左サイドの選手を タケヒロ が動き出しを
予測して賢く止めていましたし、相手のカウンター攻撃でのピンチをキーパーの
 ツバサ が見事に止めて同点を許さなかったのも勝因の一つですね。

前半を1−0で折り返して、いよいよキュウマの投入です。
ただし、あまりにもトップの カイ の出来が良かったので流れを壊したく
ないので、サイドハーフのポジションにしました。

キュウマは小川コーチとの前半戦の反省が活きて、パスとドリブルの使い分けが
的確になり、カイとの連携も出来て攻撃に厚みが出ました。
ただし、相手の攻撃も激しく、1点差を守り切るのは大変だなと思った頃に
右サイドを駆け回っていた リクト からサイドチェンジのパスがキュウマに
つながります。
フリーな状態からパスを受けたキューマは得意のドリブルで相手ゴール前に
切込み、シュート。
惜しくもキーパーに弾かれましたが休まず走り続づけてゴール前に詰めた カイ
の前にボールが転がり、シュート。
これが、見事に決まり待望の追加点です。
その後もゴールは外れましたがゴール前の混戦に走りこんだ リクト の
力強いシュートも見られ選手たちの集中力は最後まで途切れることは
ありませんでした。
なんとなんと、勝てないとと思っていた相手から2−0の完勝です。


1試合目の負けから反省して、2試合目のより強い相手に勝ち切るという
価値のある試合でした。
これは、1試合目の「負け」を単なる負けでなく次の試合の「勝ち」に
つなげることが出来た、意味のある試合だった思います。
私も長年コーチをする中で1日の中でこれほど劇的に成長を感じることが
出来た試合は初めてです。
試合終了後は保護者の皆さんが選手とコーチのもとに駆け寄って「本当に
いい試合で、感動しました」と声をかけてくれました。
私もこの試合はこの学年の「ベストゲーム」だった思います。

さあ、今週末は市内大会予選の最終日です。
さらなる「ベストゲーム」になるよう頑張ろう!!

あまりにも、印象的な一日でしたで長文となってしましました。
乱文乱筆はご容赦ください。

今野
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